建築 と 茶の湯 の間

桐浴邦夫(KIRISAKO Kunio)の備忘録 茶室・数寄屋・茶の湯・ヘリテージマネージャーのことなど

雑誌

『茶室33選、33 japanese teahouses』Amazon.comでのリリースは3月6日とのことです。

『茶室33選、33 japanese teahouses』、おかげさまで日本での売れ行きは好調のようです。最近AmazonJapanでのランキングが2位から3位くらいになりましたが、およそ3ヶ月半ほど、土木建築雑誌のカテゴリーで1位でした(時折2位になったりしていましたが)。 …

待庵の不思議

建築士会の『京都だより』に「待庵と茶室の歴史」というタイトルで、待庵の不思議、について書きました。何が不思議か、というとあれだけ風光明媚な山崎という場所にありながら、極めて閉鎖的な茶室です。茶室とはこういうもんだ、という意見もあるでしょう…

「pen」2022年2月号

「pen」2022年2月号(2021年12月28日発売) 以下の項目、協力しました。 ■利休の「待庵」はいまも我々に、建築の意義を問いかける ■伝統建築の技を解説! 部位別、5つの授業 よろしければご高覧ください。Pen(ペン)2022年2月号[特集:日本の建築、ここが凄い!…

「ブルーノ・タウトと建築と社会」

『建築と社会』2021年7月号に、小稿「ブルーノ・タウトと建築と社会」が掲載されました。 drive.google.com

仮設的建築に見出せる恒久性~茶室に関して~

ある人から、以前書いた『建築と社会』誌に掲載された拙稿のリクエストがありましたので、掲載しておきたいと思います。 興味がありましたら、ご覧ください。 仮設的建築に見出せる恒久性~茶室に関して~@建築と社会201908 drive.google.com

建築の仮設性と恒久性

日本建築協会の雑誌『建築と社会』8月号の特集記事”建築の仮設性と恒久性”で拙稿「仮設的建築に見出される恒久性~茶室に関して~」が掲載されました。 http://www.aaj.or.jp/wp/wp-content/uploads/201908.pdf drive.google.com 茶室を、日本人の持つ自然に…

書評『茶の湯空間の近代』デザイン理論73

意匠学会『デザイン理論』73に小著『茶の湯空間の近代』の書評が掲載されました。著者は京都精華大学の谷本尚子氏です。 www.shibunkaku.co.jp 概要を記していただき、読みやすいという点、高谷宗範について「五月蠅く」感じていた谷本氏が得心できたという…

岡田孝男の記録した大阪の幻の茶室

日本建築協会の『建築と社会』2018.11号、「再読 関西の建築」で、拙稿「岡田孝男の記録した大阪の幻の茶室」が掲載されました。 1941年の同誌の記事の再読です。この岡田孝男の記録した茶室のうち、大阪市内のものがすべてその後戦禍で焼失します。今となっ…

近代数寄者と銘木文化

拙稿「近代数寄者と銘木文化」が淡交社の雑誌『なごみ』6月号に掲載されました。 当号は「茶室に生きる銘木」特集号で、中村義明氏による実例紹介などが掲載されています。 小稿では京都の伊集院兼常の廣誠院、岡部正太郎が手を加えた弘道館、そして石川県の…

鴨東通信no.106

思文閣出版の『鴨東通信』no.106にエッセイ「茶の湯空間からの近代」が掲載されました。 内容は、先般の学術書『茶の湯空間の近代』に関連したものですが、「茶の湯空間「の」」を「茶の湯空間「から」」としています。近代建築と茶の湯あるいは数寄空間とは…

茶室の本質

淡交4月号特集「茶の湯における茶室」で「茶室の本質」と題して小稿を記しています。 茶室の本質として、自然との関わりについて焦点を当てたものです。 茶室とは壁で囲われた閉鎖的なもの、という反論が聞こえてきそうですが、しかし自然との結びつきの強い…

再読関西近代建築「茶室建築特集号」

拙稿が『建築と社会』2016.03に掲載されました。 『建築と社会』誌、昭和10年10月号は茶室建築特集号で、これについて解説したものです。 http://www.aaj.or.jp/wp/wp-content/uploads/201603con.pdf 昭和初期において茶室への注目度は非常に高いものでした…

ニッポンが誇る「モダニズム建築」

Casa BRUTUS特別編集 ニッポンが誇る「モダニズム建築」にsupervisorとして協力いたしました。(2009年4月号が他の特集を加えて再版されました) http://magazineworld.jp/books/paper/5028/ Casa BRUTUS特別編集 ニッポンが誇る「モダニズム建築」: 完全保存…

「滋賀県庁舎」

建築と社会『建築と社会』2014年8月号に、再読関西近代建築として、拙稿「滋賀県庁舎」が掲載されました。

京の茶室 町衆の好み

京都市文化観光資源保護財団会報110に、拙稿、京の茶室4「町衆の好み」が掲載されています。 西翁院澱看席、高台寺鬼瓦席、遺芳庵、仁和寺遼廓亭を紹介しています。

京の茶室 公家の好み

京都市文化観光資源保護財団会報109に、拙稿、京の茶室3「公家の茶室」が掲載されています。 伏見稲荷御茶屋、曼殊院書院と茶室、仁和寺飛濤亭を紹介しています。 いずれ財団のページにも内容が掲載されると思いますので、ご笑覧下さい。 前回の記事は以下…

小堀遠州の茶室

京都市文化観光資源保護財団会報108に、拙稿、京の茶室2「組みあわせの妙 小堀遠州の茶室」が掲載されています。 いずれ財団のページにも内容が掲載されると思いますので、ご笑覧下さい。 前回の記事は以下に掲載されいて生ます。 京の茶室

リーガロイヤルホテル

『建築と社会』10月号に拙稿「大阪ロイヤルホテル」が掲載されています。 設計者の吉田五十八は御存知のように近代数寄屋の中心にいた一人です。このホテルの設立に尽力した山本為三郎に請われて、設計を行いました。実業家の山本は民芸のコレクターとして有…

京都市文化観光資源保護財団会報107

京都市文化観光資源保護財団会報107に、拙稿、京の茶室1「桃山の遺響」が掲載されています。 いずれ財団のページにも内容が掲載されると思いますので、ご笑覧下さい。

甲子園ホテル

『建築と社会』2013年2月号に「再読 関西近代建築」シリーズとして、拙稿「甲子園ホテル」が掲載されました。 現在、武庫川女子大のキャンパスとして使用されている元甲子園ホテルについて、その建築概要や、設計者遠藤新についての概要、そして日本の伝統が…

利休と七哲

淡交社から淡交別冊no.61『利休と七哲』が出版されました。 「好みの茶室」について執筆しています。 もっとも、それぞれの茶人の好みの茶室が現存、あるいはその資料が残っているかというと、残念ながら一部の人物を除いてありません。 そこで本稿において…

大礼記念京都美術館

日本建築協会『建築と社会』2012.6号に小著「大礼記念京都美術館(現・京都市美術館)」が掲載されました。 概要を述べると共に、ディテールに言及しています。細部意匠は日本の伝統建築からのものですが、じつはよく見ると、なかなか興味深いデザインです。…

「京都の近代数寄屋」

『会報』103号 京都市文化観光資源保護財団の『会報』103号に、拙稿「京都の近代数寄屋」が掲載されました。 廣誠院や白沙村荘などについて、建物と水や自然との関わりという観点から記したものです。

「近代の茶室」

『普請』50号 京都伝統建築技術協会が発行する『普請』50号に、拙稿「近代の茶室」が掲載されました。 近代から現代にかけての茶室について、特に海外や日本の建築動向を併せて、記述しました。

「近代における数寄屋の拡がり」「近代数寄屋の立役者たち」

「近代における数寄屋の拡がり」「近代数寄屋の立役者たち」を執筆しました。 『なごみ』2011年6月号 「近代における数寄屋の拡がり」 数寄屋とは江戸時代のころ、茶室そのもののことを示す言葉であった。数寄屋という言葉が茶室以外の建築をも指すようにな…

「再読 関西近代建築 旧橿原神宮駅」

『建築と社会』2010年5月号に「再読 関西近代建築 旧橿原神宮駅」を執筆いたしました。 再読 関西近代建築 旧橿原神宮駅奈良県橿原市 設計:大林組設計部(村野藤吾) 竣工:昭和14(1939)年 旧橿原神宮駅は、橿原神宮のへの玄関口の駅舎として建築されたもの…

「再読 関西近代建築 旧京都電灯本社ビル」

『建築と社会』2009年8月号に「再読 関西近代建築 旧京都電灯本社ビル」を執筆いたしました。 旧京都電灯本社ビル 京都市下京区 設計:武田五一 竣工:昭和12(1937)年 DOCOMOMO100選にも選出されている旧京都電灯本社ビルは、京都のモダニズム建築として代表…

casaBRUTUS「日本のモダニズム建築と7人の巨匠たち」

『casaBRUTUS』2009年4月号、「日本のモダニズム建築と7人の巨匠たち」でSupervisorとして参画しました。村野藤吾の佳水園や吉田五十八の四君子苑などの取材と編集者へのアドバイスなどを行いました。 「モダニズム建築」とのタイトルが入っていますが、いわ…