建築 と 茶の湯 の間

桐浴邦夫(KIRISAKO Kunio)の備忘録 茶室・数寄屋・茶の湯・ヘリテージマネージャーのことなど

岡田孝男の記録した大阪の幻の茶室

日本建築協会の『建築と社会』2018.11号、「再読 関西の建築」で、拙稿「岡田孝男の記録した大阪の幻の茶室」が掲載されました。
1941年の同誌の記事の再読です。この岡田孝男の記録した茶室のうち、大阪市内のものがすべてその後戦禍で焼失します。今となってはこれらの記事は、当時の大阪を知る上で、あるいは茶室の歴史を知る上で、大変貴重な資料となっています。ここでは1月号「願泉寺の茶室」、2月号「豊公の席と淀屋の席」、3月号「今宮の十萬堂」、4月号「一心寺の八窓の席」、5月号「義心亭」を紹介しています。岡田孝男のご子息である岡田聿之氏には大変お世話になりました。そして日本建築協会の編集の方にも校正の際さまざまにご指摘いただき感謝申し上げます。
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この度の記事は岡田孝男のことでありますが、私のような者が、このような茶室のことについて語ることができるのは、中村先生のご指導のおかげです。深く御礼申し上げます。