建築 と 茶の湯 の間

桐浴邦夫(KIRISAKO Kunio)の備忘録 茶室・数寄屋・茶の湯・ヘリテージマネージャーのことなど

2017-01-01から1年間の記事一覧

『茶の湯空間の近代』第3報

今回の本は、近代の茶室や数寄屋研究の一つのたたき台としてつくりました。 というのも、この分野の研究者は非常に少なく、まだまだ十分に研究されていないからです。一方、近代建築が次々に姿を消していきます。やむを得ぬものもあろうかと思いますが、可能…

『茶の湯空間の近代』第2報

『茶の湯空間の近代』1月刊行予定 - 建築 と 茶の湯 の間の第2報です。本書は、近代における「茶の湯空間」のさまざまな側面についての論考です。 しかし、茶室や数寄屋の研究者が極端に少ないことを考慮し、わかりやすく概要も掲載しています。 各論につい…

『茶の湯空間の近代』1月刊行予定

拙稿:『茶の湯空間の近代』(思文閣出版)が1月刊行予定です。 高度な技術と類まれな空間構成と意匠をもつ数寄屋建築は、近代において世界から高い注目を集めるようになった。一方で国内において、近代の茶の湯空間についての研究は、建築史においても茶の…

『茶室露地大事典』3月刊行予定

『茶室露地大事典』は3月に淡交社から出版されます。 淡交社のWebページに掲載されていましたので、リンクを張っておきます。 https://www.tankosha.co.jp/books/bookfair/3.html 参照k-soho.hatenablog.com

吹田市西尾家住宅

本日は京都建築専門学校伝統建築研究科の見学会。 吹田市の西尾家住宅を訪れました。 民家と茶室と武田五一設計の洋館が複合した建築群です。 歴史的建造物 旧西尾家住宅

建築士会全国大会京都大会

今日は、エクスカーション。 午前中は松殿山荘の案内です。 午後は弘道館の案内です。

松殿山荘が重要文化財になりました

松殿山荘が、重要文化財に指定されました。 www.bunka.go.jp http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2017/10/19/a1396983_02.pdf

全国ヘリテージマネージャー大会

昨日に引き続き、全国ヘリテージマネージャー大会が行われ、「KOMOの多様な人材による活動について」と題して、事例報告を行いました。 http://www.kenchikushikai.or.jp/data/zenkokutaikai/60th_kyoto/07.session%EF%BC%88joho_heritage%EF%BC%89.pdf

建築士会全国大会京都大会全国ヘリテージマネージャー総会

全国ヘリテージマネージャーの総会が京都で行われ、文化博物館の見学が行われました。

『山上宗二記』と千利休

「『山上宗二記』と千利休」と題して、講演いたします。 日時:11月12日(日)13:30~ 場所:大山崎ふるさとセンター3Fホール

松殿山荘

国の文化審議会は、松殿山荘を重要文化財に指定するよう、林芳正文部科学相に答申した、とのことです。 www.bunka.go.jp 宇治の「松殿山荘」国重文指定へ 京都の建造物299件に : 京都新聞

茶室露地大事典

淡交社から、「茶室露地大事典」が刊行されます。 監修:中村昌生 編集:池田俊彦、桐浴邦夫、倉澤行洋、仲隆裕、中村利則、西和夫、日向進 執筆者:50名以上 項目数:4,900 2018年3月刊行予定 tairyudo.com

茶会記にみる押入をめぐって

建築学会大会で、「茶会記にみる押入をめぐって」と題して発表いたしました。 内容を要約すると以下の通りです。 茶会記には「押入」「押入床」という言葉がときどきでてきますが、これは何を示すのでしょうか。これまでは、押入状の床の間、現在の床の間に…

花街の建築

有斐斎弘道館の講座「茶の湯の文化を識る」において、「花街の建築」と題してお話しして参りました。 kodo-kan.com内容は、以下の通りです。 ■ 花街と都市 ■ 島原 角屋の建築について □ 吉野太夫の茶室をめぐって(番外) 写真は、花街のものではありません…

『モダンエイジの建築』

日本建築協会100周年を記念した図書『モダンエイジの建築』届きました。滋賀県庁舎、関電京都ビル、京都市美術館、甲子園ホテル、橿原神宮駅、大阪ロイヤルホテル、そして1935年の「茶室建築特集号」を担当いたしました。 茶室特集号では、当時の建築家たち…

日本建築協会100周年

日本建築協会が100周年を迎え、記念行事が行われました。 www.aaj.or.jp その一環として100周年記念誌が出版され、これまで『建築と社会』誌で連載されてきた「モダンエイジの建築 -「建築と社会」を再読する-」が掲載されました。 小著も数本掲載されていま…

平成のちゃかぽん 有斐斎弘道館 茶の湯歳時記

淡交社から『平成のちゃかぽん 有斐斎弘道館 茶の湯歳時記』が、出版されました。 伝統的な日本文化を現代に生かす活動を行っている「有斐斎弘道館」の茶会についての図書です。 弘道館の茶室と庭園の解説を担当いたしました。 弘道館の建築は一見さり気ない…

意匠学会「デザイン理論」69号

昨年7月に意匠学会で発表した「数寄者高谷宗範の建築意匠について」が「デザイン理論」69号に掲載されています。 これまで発表してきた、ジェントルマンアーキテクト高谷宗範の建築について、これまでの研究に新たな知見を加え発表した内容についての梗概で…

擁翠亭

この度、擁翠亭保存会の代表に就任いたしました。 微力ではありますが、擁翠亭の維持・管理、調査・研究に尽力して参りたいと存じます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 擁翠亭保存会|太閤山荘 【趣旨及び目的】(擁翠亭保存会HPより) 「擁翠亭」は、…