淡交社から『平成のちゃかぽん 有斐斎弘道館 茶の湯歳時記』が、出版されました。
伝統的な日本文化を現代に生かす活動を行っている「有斐斎弘道館」の茶会についての図書です。
弘道館の茶室と庭園の解説を担当いたしました。
弘道館の建築は一見さり気ないものですが、細部に着目すると、その材料や意匠にじつに興味深い工夫がなされています。時代背景や空間構成の変化なども興味深い点です。
数寄屋とはこういうもの、というお手本のような要素が内包されています。
本書を読まれ、あるいはじっさいに見学(要予約)されることをお薦めします。