建築 と 茶の湯 の間

桐浴邦夫(KIRISAKO Kunio)の備忘録 茶室・数寄屋・茶の湯・ヘリテージマネージャーのことなど

2019-01-01から1年間の記事一覧

黒木造について取材を受けました

TV

テレビ朝日「グッド!モーニング」の取材を受けました。 内容は、大嘗宮の黒木造について。 飛鳥奈良時代から黒木造は意識されて造られていたことなど、建築史の視点からお話ししました。おはようございます■壇蜜さん結婚 清野とおるさんと(報知)■東名高速…

中村昌生と庭屋一如

令和元年10月26日(土)~12月8日(日)、八幡市立松花堂美術館で「特別展 茶室のアイデア~中村昌生と「庭屋一如」~」が行われます。 それに伴って講演会が行われます。(松花堂美術館webページより) (1) 「茶室・数寄屋建築の技と伝承」 講師 : 日向 進…

茶室建築のみかた

市民講座 はじめて学ぶ「古建築のみかた」ということで、「茶室建築のみかた」と題してお話しして参りました。 普通は、茶室の約束事や各部分(躙口や床の間など)の形や役割についてお話しするのが基本だと思いますが、今回は、茶室が自然と深い関わりがあ…

北大路魯山人展

北大路魯山人の星岡茶寮について、私の研究を引用していただいたとのことです。 (千葉市美術館の方からお知らせいただきました)魯山人の星岡茶寮(さりょう)は、もとは星岡茶寮(ちゃりょう)といって、明治17年、まだまだ多くの人たちは新奇な西洋の文物…

建築の仮設性と恒久性

日本建築協会の雑誌『建築と社会』8月号の特集記事”建築の仮設性と恒久性”で拙稿「仮設的建築に見出される恒久性~茶室に関して~」が掲載されました。 http://www.aaj.or.jp/wp/wp-content/uploads/201908.pdf drive.google.com 茶室を、日本人の持つ自然に…

松殿山荘講演会

6月23日、松殿山荘茶道会の主催する講演会が行われます。 特に、尼崎博正先生の「松殿山荘の庭園」が、新しい発見を含んだ内容とのことです。 不肖、私も建物の説明をさせていただきます。

市民講座

京都建築専門学校の市民講座が6月22日(土)に行われます。 昭和時代から続いているこの講座、今回のタイトルは「建築を残すということ」 京都工芸繊維大学の笠原先生 専修大学の濱崎先生 にお話しいただきます。 終了後の弘道館の見学時には、私も少し解説…

大久保利通の茶室と伝える建築について

先般より、新聞誌上などで大久保利通の茶室について目にすることも多いですが、簡単にコメントしておきたいと思います。 なお、下記は、新聞紙上で拝見した内容、そして原田氏のブログと、ご本人から見せていただいた一部資料を元に記述しています。 今後、…

茶道文化学術賞受賞

先にもお知らせしましたように、拙稿『茶の湯空間の近代―世界を見据えた和風建築―』が茶道文化学術賞受賞奨励賞を受賞し、その授賞式が東京一ツ橋の学士会館で行われました。k-soho.hatenablog.com 嬉しいことに、平成5年から始まった学術賞の中で、建築関係…

『日本建築和室の世界遺産的価値』

日本建築学会特別調査委員会報告書として『日本建築和室の世界遺産的価値』が発刊されました。 2016年4月から3年間の特別委員会の活動をまとめたものです。 このなかで、拙稿が3本、掲載されています。 ⅠB 無形文化としての和室の特異性 3 茶の湯文化と和室 …

茶道文化学術賞受賞

小著『茶の湯空間の近代』が茶道文化学術奨励賞を受賞しましたので、ご報告申し上げます。 建築関係者の著作としては、はじめての受賞です。 www.shibunkaku.co.jp 「茶道文化学術賞」とは、大日本茶道学会(三徳庵)が設けたもので、前年一年間に発表された…

町家の日week

町家の日weekオープニングイベントで、数寄屋の町家・弘道館について解説してきました。 町家の日とは、3月8日(Marchの8、ということだそうです)のことで、その日を挟んだ一週間が、町家の日weekということで、町家にちなんでさまざまなイベントが行われま…

書評『茶の湯空間の近代』デザイン理論73

意匠学会『デザイン理論』73に小著『茶の湯空間の近代』の書評が掲載されました。著者は京都精華大学の谷本尚子氏です。 www.shibunkaku.co.jp 概要を記していただき、読みやすいという点、高谷宗範について「五月蠅く」感じていた谷本氏が得心できたという…