建築 と 茶の湯 の間

桐浴邦夫(KIRISAKO Kunio)の備忘録 茶室・数寄屋・茶の湯・ヘリテージマネージャーのことなど

単著

『茶室33選、33 japanese teahouses』Amazon.comでのリリースは3月6日とのことです。

『茶室33選、33 japanese teahouses』、おかげさまで日本での売れ行きは好調のようです。最近AmazonJapanでのランキングが2位から3位くらいになりましたが、およそ3ヶ月半ほど、土木建築雑誌のカテゴリーで1位でした(時折2位になったりしていましたが)。 …

ギャラリートーク@新建築書店

12/11、新建築書店でギャラリートーク。無事終了しました。多くの若い人に来ていただきました。ありがとうございました。 なお展示は25日までです。 post-architecture-books.com

待庵の不思議

建築士会の『京都だより』に「待庵と茶室の歴史」というタイトルで、待庵の不思議、について書きました。何が不思議か、というとあれだけ風光明媚な山崎という場所にありながら、極めて閉鎖的な茶室です。茶室とはこういうもんだ、という意見もあるでしょう…

「ブルーノ・タウトと建築と社会」

『建築と社会』2021年7月号に、小稿「ブルーノ・タウトと建築と社会」が掲載されました。 drive.google.com

近代の「市中の山居」有斐斎弘道館の茶庭

弘道館のwebページに「近代の「市中の山居」有斐斎弘道館の茶庭」が掲載されています。 現在の弘道館は、皆川淇園の学問所の址に、明治大正昭和において、近代の数寄者たちが作り上げた建築と庭園です。 kodo-kan.com

分離派展の感想

京都国立近代美術館で開催されていた分離派建築会100年展が終了しました。 その分離派展の感想をfacebookに投稿したところ、意外にも反応があって、主催者側の京都大学教授の田路氏のところにまで、この声が届いたようです。以下に少し整理して(参考文献等…

茶室設計中国語(簡体字)版

小著『茶室設計』の中国語(簡体字)版が送られてきました。華中科技大学出版社より6月に出版されたもののようです。 左から、中国語(簡体字)版(華中科技大学出版社、葛利平訳)、日本語版 最新版(エクスナレッジ)、中国語(繁体字)版 第二版(易博士…

今年の著書

今年出版された著作(単著・共著)をまとめました。 単著 『世界で一番やさしい茶室設計 最新版』(エクスナレッジ、2020.5)世界で一番やさしい茶室設計 最新版 (115のキーワードで学ぶ)作者:桐浴 邦夫発売日: 2020/05/30メディア: 単行本(ソフトカバー) …

『建築から見た日本』

上田篤先生の主催する「縄文社会研究会」のひとりとして執筆した『建築から見た日本』が、鹿島出版会から10/6出版予定です。 なお、乱交のタイトルには四文字熟語がつき、私の茶室の歴史は「結庵解原」となっています。建築から見た日本 ―その歴史と未来作者…

近代の茶室と数寄屋―茶の湯空間の伝承と展開

淡交社から2004年に出版された『近代の茶室と数寄屋―茶の湯空間の伝承と展開』が、先般の『世界で一番やさしい茶室設計 最新版 (115のキーワードで学ぶ) 』との相乗効果もあってか、ポツポツと売れているようです。 これまで近代建築(あえて近代建築と言っ…

『茶室設計』

おかげさまで、『世界で一番やさしい茶室設計 最新版』ですが、現在のところ順調に売れているようです。世界で一番やさしい茶室設計 最新版 (115のキーワードで学ぶ)作者:桐浴 邦夫発売日: 2020/05/30メディア: 単行本(ソフトカバー)数日間ですが、茶室建…

茶室設計最新版

エクスナレッジ社から出版される小著『世界で一番やさしい茶室設計最新版』の見本誌が届きました。 2011年に出版された本の増補改訂版というような位置づけになります。 xknowledge-books.jp 初版と比較して、キーワードの数を増やし、多くの図版や文章をあ…

茶室設計

近々(たぶん5月下旬)にエクスナレッジ社から「世界で一番やさしい茶室設計」の増補改訂版が出版されます。 改訂版とはいえ、かなり大幅にあらためています。 また設計とありますが、内容は茶室の見方、そして考え方です。 難解な茶室建築を初心者にも分か…

建築の仮設性と恒久性

日本建築協会の雑誌『建築と社会』8月号の特集記事”建築の仮設性と恒久性”で拙稿「仮設的建築に見出される恒久性~茶室に関して~」が掲載されました。 http://www.aaj.or.jp/wp/wp-content/uploads/201908.pdf drive.google.com 茶室を、日本人の持つ自然に…

茶道文化学術賞受賞

先にもお知らせしましたように、拙稿『茶の湯空間の近代―世界を見据えた和風建築―』が茶道文化学術賞受賞奨励賞を受賞し、その授賞式が東京一ツ橋の学士会館で行われました。k-soho.hatenablog.com 嬉しいことに、平成5年から始まった学術賞の中で、建築関係…

茶道文化学術賞受賞

小著『茶の湯空間の近代』が茶道文化学術奨励賞を受賞しましたので、ご報告申し上げます。 建築関係者の著作としては、はじめての受賞です。 www.shibunkaku.co.jp 「茶道文化学術賞」とは、大日本茶道学会(三徳庵)が設けたもので、前年一年間に発表された…

日式茶室設計

台湾香港で販売されている小著『日式茶室設計』改訂版(表紙のみ?)が出版されました。 中国語(繁体字)訳は林書嫻氏。

『茶の湯空間の近代』の読み方 その7

桐浴邦夫著『茶の湯空間の近代』の読み方 その7本書は、学術書です。ただ同分野を研究あるいは知識をお持ちの方は、少ないようです。しかし筆者は、これが近代建築史において重要であると考え、出版いたしました。本ブログでは、数回に分けて、「『茶の湯空…

『茶の湯空間の近代』の読み方 その6

桐浴邦夫著『茶の湯空間の近代』の読み方 その6本書は、学術書です。ただ同分野を研究あるいは知識をお持ちの方は、少ないようです。しかし筆者は、これが近代建築史において重要であると考え、出版いたしました。本ブログでは、数回に分けて、「『茶の湯空…

『茶の湯空間の近代』の読み方 その5

桐浴邦夫著『茶の湯空間の近代』の読み方 その5本書は、学術書です。ただ同分野を研究あるいは知識をお持ちの方は、少ないようです。しかし筆者は、これが近代建築史において重要であると考え、出版いたしました。本ブログでは、数回に分けて、「『茶の湯空…

『茶の湯空間の近代』の読み方 その4

桐浴邦夫著『茶の湯空間の近代』の読み方 その4本書は、学術書です。ただ同分野を研究あるいは知識をお持ちの方は、少ないようです。しかし筆者は、これが近代建築史において重要であると考え、出版いたしました。本ブログでは、数回に分けて、「『茶の湯空…

『茶の湯空間の近代』の読み方 その3

桐浴邦夫著『茶の湯空間の近代』の読み方 その3本書は、学術書です。ただ同分野を研究あるいは知識をお持ちの方は、少ないようです。しかし筆者は、これが近代建築史において重要であると考え、出版いたしました。本ブログでは、数回に分けて、「『茶の湯空…

『茶の湯空間の近代』の読み方 その2

桐浴邦夫著『茶の湯空間の近代』の読み方 その2本書は、学術書です。ただ同分野を研究あるいは知識をお持ちの方は、少ないようです。しかし筆者は、これが近代建築史において重要であると考え、出版いたしました。本ブログでは、数回に分けて、「『茶の湯空…

『茶の湯空間の近代』の読み方 その1

桐浴邦夫著『茶の湯空間の近代』の読み方 その1本書は、学術書です。ただ同分野を研究あるいは知識をお持ちの方は、少ないようです。しかし筆者は、これが近代建築史において重要であると考え、出版いたしました。本ブログでは、数回に分けて、「『茶の湯空…

『茶の湯空間の近代』の読み方 その0

桐浴邦夫著『茶の湯空間の近代』の読み方 その0本書は、学術書です。ただ同分野を研究あるいは知識をお持ちの方は、少ないようです。しかし筆者は、これが近代建築史において重要であると考え、出版いたしました。本ブログでは、数回に分けて、「『茶の湯空…

『茶の湯空間の近代』刊行されました

拙著『茶の湯空間の近代』が、平成29年度科学研究費助成事業「学術図書」の交付を受け、思文閣出版より刊行されました。 内容は、これまでの論考のうち近代にかかわる部分をまとめ、一部関連の考察を加えたものです。修士課程を出てからしばらくブランクがあ…

『茶の湯空間の近代』第3報

今回の本は、近代の茶室や数寄屋研究の一つのたたき台としてつくりました。 というのも、この分野の研究者は非常に少なく、まだまだ十分に研究されていないからです。一方、近代建築が次々に姿を消していきます。やむを得ぬものもあろうかと思いますが、可能…

『茶の湯空間の近代』第2報

『茶の湯空間の近代』1月刊行予定 - 建築 と 茶の湯 の間の第2報です。本書は、近代における「茶の湯空間」のさまざまな側面についての論考です。 しかし、茶室や数寄屋の研究者が極端に少ないことを考慮し、わかりやすく概要も掲載しています。 各論につい…

『茶の湯空間の近代』1月刊行予定

拙稿:『茶の湯空間の近代』(思文閣出版)が1月刊行予定です。 高度な技術と類まれな空間構成と意匠をもつ数寄屋建築は、近代において世界から高い注目を集めるようになった。一方で国内において、近代の茶の湯空間についての研究は、建築史においても茶の…

『茶室設計』

『世界で一番やさしい茶室設計 (エクスナレッジムック 世界で一番やさしいシリーズ 30)』 が出版されました。 目次第一章 茶室の魅力1 自由な造形2 写しと歴史を学ぶということ3 見立て、好み4 日本的なものとして5 世界的視野の中で、そしてモダンデザイン…