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建築 と 茶の湯 の間

桐浴邦夫(KIRISAKO Kunio)の備忘録 茶室・数寄屋・茶の湯・ヘリテージマネージャーのことなど

佳水園

京都市文化観光資源保護財団の見学会、都ホテル佳水園の講師を務めました。
はじめに都ホテルの葵殿にて講義を行い、それから庭園と佳水園の見学を行いました。
数寄屋は自然との関わりの深い建築ですが、近代になって西洋の建築家たちが注目するようになりました。一般に西洋では石造建築の歴史が長く、基本的には厚い壁に小さな窓の構成で、外部空間と内部空間が明確に区切られて参りました。しかし近代に入り、薄い壁に窓を広くとった建築が多くなりました。そこで注目されたものの一つが日本の数寄屋建築です。そしてさらに面白いのは、日本人の建築家たちが、それを察し、数寄屋に対する注目をさらに深めたことです。村野藤吾もその一人でした。
佳水園の興味深い点は、日本の伝統がモダンな要素として組み立てられているところが挙げられます。
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薬医門の変形ともいえる門構え。控柱が表に立ちます。
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佳水園玄関、障子がロシア構成主義的にまとめられています。
撮影はいずれも2008年