「桂川甫賢筆長崎屋宴会図に描かれた建築をめぐって」が、『神田外語大学日本研究所紀要』第13号(2020.03.30)に記載されました。
長崎屋は江戸幕府御用達の薬種問屋で、オランダ商館長(カピタン)が定期的に江戸へ参府する際の定宿となっていた建築です。
文政4(1821)年の大火後に建て直されたもので、数寄屋建築としての要素をもち、その一部屋で行われたオランダ人と日本人の宴会の様子が医師の桂川甫賢によって描かれています。本論考は神田外語大学が所蔵しているこの図に描かれた建築について、関連の図などを参照しながら考察したものです。
ネット公開もされています。
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