淡交社から出版される『淡交別冊78 裏千家十一代玄々斎の茶と時代 』に「幕末明治期の茶室建築と玄々斎の茶室」というタイトルで論考を載せました。
幕末明治期、とはしていますが、そもそも一般的な茶室の歴史が江戸と明治がつながっていない、と言う問題があります(堀口捨己、中村昌生の論考を丹念に読むとつながりますが)ので、本論説では、茶室史の概説も含めて記しています。
なお、筆者が最近記した茶室史の概説としては以下のものがあります。
・「茶の湯と和室」『和室学』(Amazon)
・「結庵解原」『建築から見た日本』(Amazon)