2012-10-16 弘道館での講座 講演 弘道館(京都市上京区)の講座で、茶室の見方についての講座を行いました。裏千家住宅を事例に引いて、空間の上下とそれをまぎらかす手法などについて、お話しして参りました。 茶の湯空間のおもしろさの一つは、空間の上下をいかに利用して平等ということを表現するか、あるいはもてなしを表現するか、ということです。これはたとえていうならば柔道のようなものです。つまり空間にはおのずと上下があるわけで、その「力」を利用して平等を表現するのです。おわかりでしょうか?