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建築 と 茶の湯 の間

桐浴邦夫(KIRISAKO Kunio)の備忘録 茶室・数寄屋・茶の湯・ヘリテージマネージャーのことなど

『近代の茶室と数寄屋 茶の湯空間の伝承と展開』

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桐浴邦夫著、淡交社、2004年6月刊行
ISBN4-473-03176-4
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内容

「伝承する」ということ。これまでの近代とは逆の視点に立つと、違った展開がみえてくる。
近代の茶室と数寄屋を、近代のもつ新しさのみならず、伝承することにも着目し、歴史の連続として、つまり物語的観点で記述。

目次

まえがき

第1章 近代建築史としての茶室・数寄屋

和風建築・近代への昇華
近代建築史概要/近代「和」の認識
近代の茶室・数寄屋
明治はじめの茶室・数寄屋/ジェントルマン・アーキテクト(数寄者たち)/プロフェッショナル・アーキテクト(建築家たち)

第2章 明治・公に位置する茶室・数寄屋

博覧会からの発信
パリ博覧会と町田久成/京都の博覧会と茶室/堺博覧会と南宗寺の茶室/東京国立博物館と六窓庵/名古屋博物館と猿面茶室/奈良国立博物館と八窓庵
庭園・公園と茶室・数寄屋
兼六園と成巽閣/旧大名庭園と茶室・数寄屋
紅葉館と星岡茶寮
紅葉館/星岡茶寮

第3章 継承と新たな展開

井上馨と八窓庵
八窓庵茶室開き
原三溪と三溪園
三溪園/春草廬/蓮華院
松永耳庵と柳瀬荘
黄林閣/斜月亭/久木庵ほか
茶室の寄進
数寄者の寄進/大徳寺興臨院涵虚亭/高山寺遺香庵
民芸の茶室
民芸/玄庵
数寄者を支えた技術者
二代目木村清兵衛/三代目木村清兵衛
田舎家からの系譜
茅葺の茶室/白雲洞茶苑/遊雲居/堀口捨己の紫烟荘/北大路魯山人と田舎家

第4章 近代的視点からの茶室・数寄屋

新しい生活様式と茶室
西行庵/立礼の茶
幾何学的な茶室
三角亭/高台寺遺芳庵/松殿山荘
前衛と伝統
アヴァンギャルドと日本/重森邸無字庵/好刻庵

第5章 建築家と茶室・数寄屋

武田五一と藤井厚二
武田五一と茶室建築/藤井厚二の和風/聴竹居
ブルーノ・タウト桂離宮
近代の桂離宮/ブルーノ・タウトの視点/ブルーノ・タウト桂離宮の評価
堀口捨己
数寄屋の再発見/八勝館御幸の間/清恵庵
吉田五十八
吉田五十八の数寄屋/北村邸
谷口吉郎
心の伝承/河文水かがみの間
村野藤吾
様式の「上」の和風/ウェスティン都ホテル佳水園/近代と茶匠達/如庵と村野

巻末資料

用語解説
茶室・数寄屋/近代建築/人物
近代 茶室・数寄屋年表
主要参考文献
索引
あとがき